中高年から初めるヘラブナ釣り!

規模の小さな釣り堀です。1日1.000円と安い料金設定です

ある程度の年齢になってから、ヘラブナ釣りを始める人も多いですね。中高年と呼ばれる年齢になって、初めてヘラブナ釣りをしてみたという人もいます。

年齢が高い人がヘラブナ釣りを始める時には、2つのケースがあるようです。一つがそれまでにいろいろな釣りを体験してきて、ヘラブナ釣りにたどり着いたケース。中高年の方に多いパターンです。

もう一つが、ほとんど釣りをした事がないのにヘラブナ釣りを始めるケース。この場合は、たいていが身近な人の影響なので、「師匠」とも言える立場の方がいる事が多いですね。

中高年になってからの、ヘラブナ釣りの始め方について紹介したいと思います。

中高年から始めるヘラブナ釣り

まずは、管理釣り場や釣り堀に行ってみるのがいいと思います。ただ、慣れてしまえばどうという事はないんですが、いきなり1人でヘラブナ釣り堀に行くのも案外にハードルが高いですよね。

できれば、誰かヘラブナ釣りをする人に同行するのが、おすすめです。

ここでは、ある程度釣りの経験があり、糸を結んだり、ハリスをヨリモドシ(スイベル)などに付ける事が出来る中高年の方を前提にします。

全くのビギナー向けのページは、別に作ろうと思います。

最初に必要な最低限の道具

ヘラブナ竿

8尺(2.4m)か9尺(2.7m)のカーボンロッド。とりあえず、1本でいいと思います。もしトラブルが心配で2本という事なら、8尺+10尺か9尺+11尺がおすすめです。

ヘラブナ竿は値段の幅が大きいので悩むと思いますが、ある程度釣竿を扱えるなら、予算に合わせて購入すればいいでしょう。

初めての中高年シニアの方なら、短い竿が扱いやすく、入門者向けです

シマノ、ダイワ なら低価格の竿から高級品までラインナップが揃っています。安い竿と高い竿の違いは、塗りや握りを見るとわかりますが、低価格品でも十分以上に使えます。

ただ、必ず並継竿を選んでくださいね。アンテナロッドと呼ばれる1本仕舞いの竿と1本1本 継いでいく並継竿では、調子がまったく違います。

もし、中古品が気にならない方は、めるかりやヤフオクで手に入れるのもおすすめです。

めるかりでヘラブナ竿を買う のページでは、めるかりの利用法を紹介しています。

少し古い竿なら、かなり安く買えます。穂先の回転トップにこだわる必要はありません。

さらに詳しくヘラブナ竿について知りたい方は へら鮒竿の選び方 をご覧ください。

ウキを購入

ヘラブナ釣りはヘラウキがないとお話しなりません。トップが折れたりする事があるので2本は用意してください。ボディが8cmと10cmのもので8-11尺の宙釣りと底釣りは何とかなります。

ウキには、ごく簡単に説明すると1本取り、2枚合わせ、3枚合わせなどの種類がありますが、最初は2枚合わせの竹足を購入してください

素材はクジャクの羽根ウキを選びます。

ヘラウキも1,000円ぐらいから、1万5,000円を超えるような物まであります。まずは2,000円以下のウキで十分です。ただ、選ぶ時になんとなくボディの塗りが厚そうでボテっとした感じがしたウキは避けてください。そういうウキは比べればすぐにわかります。

トップも大きくは2種類あります。パイプトップとムクトップです。これは迷わずパイプトップを選びます。中細がいいと思います。中高年にも見やすい太さです。

パイプトップのウキを選びます

足の長さもいろいろあるんですが、竹足を選べばそう長い足にはなりません。最初はあまり気にしなくて大丈夫です。

ヘラウキについてさらに詳しく知りたい方は ヘラウキの選び方 をご覧ください。

竿掛けと万力

ヘラブナ釣りには、竿を置いておく竿掛けが必要です。そして管理釣り場や釣り堀で竿掛けをセットするために万力が必要です。

この竿掛けと万力は必ず込み合わせのしてあるセットで購入してください。後々を考えると、2本物の竿掛けがおすすめですが、8-11尺なら1本物でもOKです。ズーム式の1本でいろいろな長さに使える製品もあります。

竿掛けの付属品として「2又」や「枕」と呼ばれる竿掛けの先の部分も必要です。これも必ずセットで購入します。

万力、枕付きの1本もの竿掛けは、めるかりやヤフオクにも良く出品されています。

玉網

ヘラブナ釣りでは、魚を傷めないように必ず玉網を使います。

玉網は釣り堀によっては、用意してあるところもあります。また、自動検量機という釣った魚の重さを測る機械が設置してある管理釣り場では、専用の玉網を使うので必要ありません。

最初に購入するなら、安価なもので十分です。1本ものかズーム式でもOK。玉枠の大きさは9寸(27cmぐらい)〜尺玉(30cmぐらい)。

玉網付いてもっと詳しく知りたい方は

ヘラブナ用玉網の選び方 をご覧ください。

その他の小物

【糸】 道糸は1号、ハリスは0.6号、ハリは5-6号のヘラスレを選びます。面倒なのでハリス付きのハリでいいと思います。

【ハサミ】 小さい物でOK。裁縫用の小バサミでも十分。100均製でもいい

【ヨリモドシ(スイベル・サルカン )】 道糸に直接ハリスを結ぶ方法もありますが、最初はヨリモドシを使うのがいいです。

【板オモリ】 ヘラブナ用オモリも種類がたくさんありますが、よそ見せずに1番安い普通の板オモリを選びます。0.15mmぐらいの厚さのがいいです。厚すぎると巻くのが難しくなります。

【ウキ止めゴム】 小さなゴムの玉のようなモノで挟んでウキをゴム管に刺して止めます。

ウキ止めゴムは、案外高く付きます。お金をかけたくない人は、木綿糸でも十分代用できます。こちらのページをご覧ください。

ウキ止めゴムの代用に木綿糸

【ゴム管&松葉式】

ウキを止めるのには、ゴム管で止める方法と松葉式と呼ばれる方法があります。とりあえずは、ゴム管で止めるのが簡単です。

糸が通る部分が金属でできているゴム管は、道糸が切れやすくなります
人気のエサボールですが、まあ普通の洗面器と同じようなモノです。最初は1個でいいですね

【エサボール】

簡単にいうと洗面器ようなモノです。いろいろありますが100均の洗面器でも十分。

【クッション】

ヘラブナ釣りは、長時間座ったままで釣りをします。ヘラブナ専用のクッションもありますが、めちゃくちゃ高いうえにかさばります。

簡単な座布団や使わなくなった車用のクッション、100円均一で大き目の銀色の保温シートを買って適当な大きさに切って何枚か貼り合わせた物などでも十分です。

一通りの道具は揃ったので、仕掛けを作ります

仕掛けは、オーソドックスにこんな感じです。行く前に作っていきます。

こんな感じですね。ハリスに付いたエサが底に付いていれば「底釣り」、底につかずに水中に浮かんでいる場合を「宙釣り」といいます。

ハリスを付けるヨリモドシの位置が、握りの1番上あたりに来る長さが標準です。

注意したいのは、釣り堀などでは、「底釣り専用池」と「自由釣り」(宙釣りOK)の池が分かれている場合があります。

自由釣りエリアなら、底釣りでも宙釣りでもどちらでもできますが、底釣り専用池で宙釣りをすると文句を言われたりもしますので、最初に確認してください。

詳しいヘラブナ釣りの仕掛け作り

ヘラブナ釣り用のエサ選び

あまり考えずに、単品で使いやすいエサを買いましょう。とくに、とりあえずやってみるダケという人はたくさんエサを買い込まないでください。もったいないです。

どこでも手に入りやすい、マルキュー 製品から中高年の初心者にも使いやすい、単品でもそれなりに釣れる3種類を紹介します。

パウダーベイトヘラ

BBフラッシュ

GTS

このどれかから選べば、4月-10月ごろまでの間は釣りになります。

それほど長時間やらず午前中だけとか、ゆっくりお昼頃からというなら1袋でいいと思います。

たいていの釣り堀や管理釣り場には、よく使われるエサは置いてある事が多いです。ただし、価格はやや高めのところが多いです。

エサ袋の裏側に丁寧に作り方が説明されているので、そのとおりにやってみてください。調節の基本は 水が少ない=固くなる 練る回数を増やす=ネバリが出てエサ持ちがよくなる、です。

道具が揃ったので釣りに行きます

さて、道具が揃ったので釣りに行こうと思いますが、その前に「ヘラブナ釣り講座 釣り堀」や

「ヘラブナ釣り講座 管理釣り場」で検索してみてください。案外多くの釣り堀などで、初心者講座をやっています。もちろん中高年シニアも参加できます。

日本一人気のある管理釣り場と言ってもいいと思う「椎乃木湖」でも、「入門者のためのへら鮒釣り講座」を開いているので、リンクを貼っておきます。

日にちを合わせられるようなら、こういった講座に参加してみるといいでしょう。基本を丁寧に教えてくれます。

椎乃木湖 入門者のためのへら鮒釣り講座

それでは、ぜひヘラブナ釣りを楽しんでみてくださいね。

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へらぶなNET21 (※外部サイトです) 釣りの仕掛けのイラストをお借りしました。日本一の歴史のある、ヘラブナwebサイトです。釣り場情報が充実。