ウキ止めゴムを使わずにウキを止める方法

へら鮒釣りでは「ウキ止めゴム」とか「ウキストッパー」などと呼ばれる、小さなゴムを使用します。

ゴム管の前後にウキ止めゴムを入れて、タナが狂わないようにします。その時、意外に多くのトラブルが発生します。ウキ止めゴムが緩かったり、仕掛けを作る際に通し忘れたりします。

そんな時に覚えておくと便利なのが、水につけると縮む性質を持つ木綿糸を使用して、ウキ止めゴムの替りを作る方法です。

使い途は広く、通しておいたマツバが切れてしまった場合や、ゴム管を通し忘れて仕掛けを作ってしまった場合などにも応用できます。簡単で安上がりなのもうれしいですね。

使用する木綿糸は、「カタン糸」と呼ばれる、やや太めの木綿糸が適しています。NO.8前後がおすすめです。

No.8ぐらいが使いやすいと思います。色は白か黒を好みによって選べばいいでしょう。カタン糸は手芸店などで入手

スポンサーリンク

木綿糸を使うウキ止めの作り方

【1 カタン糸を切る】 まず最初に、カタン糸をハサミを使い20cmほどに切ります。上に見えるのが道糸です

【2 輪を作る】最初に、道糸にくぐらせて輪を作ります。輪は大きい方が作業がしやすくなります

【3 6-8回通す】輪の中に6-8回ぐらい糸をくぐらせます。回数が多すぎると、できる玉が大きくなります

【4 ゆっくりと締める】ここは重要です。両側の糸をゆっくりと引っ張り輪を小さくしていきます。ゆっくりがポイントです

【5 きっちり締める】きれいに玉ができたら、キュッとひっぱり締めます。余った糸をハサミでていねいに切り落とします

【6 もう1つコブを作る】同じように、もうひとつコブを作ります。もちろんゴム管を挟んだ状態にします

【7 できあがり】2つのコブができれば完成です。まだ水に漬けてないので自在に動かせます

【8 松葉風の仕掛け】この状態ではまだ水に漬けてないので、ややボテッとした感じですが、縮むとコブも小さくなり見栄えもよくなります

木綿糸を使う利点と欠点

ウキからブランコと呼ばれる、足の下についた部分がなくなり直結になってから登場したのがウキ止めゴムです。それ以前にも「ウキピット」と呼ばれた特殊なウキ止めなどもありました。

現在では、ウキ止めゴムをゴム管の上下に付けてウキを止める方法が一般的ですが、このゴムは仕掛を作る際に通さなければならないのが欠点です。

通し忘れたり、サイズが合わなかったりすることがあります。その点、木綿糸でゴム管を止める方法は、あとから付けることが可能なので、さまざまなシーンで重宝します。

作り方は簡単で、上の写真のように道糸に合わせて、6-8回ぐらい木綿のカタン糸を巻きつければ終わりです。

木綿は水に濡らすと縮むので、きっちり締めればウキ止めゴム以上に動きません。カタン糸はNO.6からNo.100ぐらいまでありますが、番号の小さいほど太くなります。NO.8より太いのがNo.6、細いのがNO.10になります。

巻く回数は、おおよそ6-8回で十分。回数を多くし強く締めればそれだけきっちりと止まりますが、玉が大きくなるのとウキの位置を移動させるときに、道糸を擦ってしまうので注意が必要です。何回か使用していると慣れてくると思います。

もうひとつの利点が、ウキ止めゴムと比べて格段に安上がりなことです。カタン糸はNO.8、200mがだいたい300円から350円くらいです。

1回に20cm×2を使うとすると・・・こう考えるとウキ止めゴムに比べいかに安くつくかがわかりますね。カタン糸は一般的な糸なので、手芸用品の店ならほとんどの店に置いてあります。

この木綿糸で、ウキを止める方法が一番便利なのは、あらかじめウキの位置が決まっている「チョウチン」(竿いっぱいのタナ)やメーター規定のある釣り堀などでの1mといったように、釣るタナがはっきりしている場合です。

強く締めておけば、1日快適に釣ることができます。

欠点を上げておくと、ウキの位置を変える際には道糸を擦ってしまい細糸などではヨレが出てしまう場合があること。

もう1点は木綿糸を切る際にある程度きちんと切らないと、道糸がその部分に引っかかり、ウキの部分で絡みが出てしまう場合があることです。

以上の2点に気をつけながら、ぜひ試してみてください。また、付けたウキ止めゴムが動きやすい時なども、その下に木綿糸でこの玉を作ると止まるようになります。

道糸を擦らないで、ウキに付けるゴム管を止める方法として、「あみこみ」という方法がありますが、それも機会があれば紹介したいと思います。