シマノ 「普天元 獅子吼(ししく)」「普天元 独歩」「普天元 大我」スペック表

【2020-09-18】

シマノヘラブナ竿のフラグシップモデル「普天元」シリーズに、新しく「獅子吼」(ししく)が登場しました。発売は、2020年9月。

7尺〜21尺がラインナップされていますが、9尺以上は、最近のシマノ竿で多い1.5尺刻みです。

また、7-9尺の穂先は無垢(ソリッド)、10.5尺〜13.5尺は半無垢穂先、15〜21尺はチューブラ穂先になっています。

参考に旧モデル「独歩」「大我」の同じ長さも載せておきます。

それにしても、普天元シリーズのネーミングは独特ですね。

写真は、普天元シリーズの「大我」。「獅子吼」は、「初代」「大我」「独歩」に続く4代目の普天元になります

普天元 獅子吼 スペック

※シリーズ名、長さ、継数、重さ、元径、標準価格の順です。

シマノ「普天元 獅子吼」

7尺

獅子吼 2.1m 3継 50g 8.2mm 7万0,000円 

独歩 2.1m 3継 45g 8mm 5万800円 

8尺

獅子吼 2.4m 3継 65g 8.7mm 7万3,600円 

独歩 2.4m 3継 60g 8.6mm 5万6,000円

大我 2.4m 3継 65g 8.8mm 4万3,200円

9尺

獅子吼 2.7m 3継 80g 9.1mm 7万5,600円 

独歩 2.7m 3継 70g 9.2mm 6万1,500円

大我 2.7m 3継 75g 9.2mm 4万8,600円

10.5尺

獅子吼 3.15m 4継 80g 9.8mm 8万1,900円 

12尺

獅子吼 3.6m 4継 95g 10.5mm 8万8,800円 

独歩 3.6m 4継 80g 10.2mm 8万1,600円

大我 3.6m 4継 80g 9.6mm 6万6,000円

13.5尺

獅子吼 4.05m 4継 105g 11.3mm 10万1,200円 

15尺

獅子吼 4.5m 5継 105g 12.2mm 11万4,000円 

独歩 4.5m 5継 85g 11.9mm 10万6,400円

大我 4.5m 5継 85g 10.7mm 8万5,500円

16.5尺

獅子吼 4.95m 5継 113g 12.9mm 12万7,000円 

18尺

獅子吼 5.4m 5継 123g 13.3mm 14万400円 

独歩 5.4m 5継 100g 13mm 14万900円

大我 5.4m 5継 95g 12.2mm 11万4,000円

19.5尺

獅子吼 5.85m 6継 129g 13.5mm 15万9,900円 

21尺

獅子吼 6.3m 6継 147g 14mm 18万600円 

独歩 6.3m 6継 123g 14mm 17万9,200円

大我 6.3m 6継 115g 13.6mm 14万5,000円

24尺

大我 7.2m 7継 150g 14.6mm 16万6,000円

竿掛け

竿掛け2本物 2.32m 3継 215g 7.5mm(先径) 12mm(元径) 7万5000円 

小仕舞竿掛け2本物 1.59m 3継 140g 7.5mm(先径) 12mm(元径) 6万5000円

玉ノ柄2本物

玉ノ柄2本物 1.78m 4継 210g 12.1mm(先径) 17.5mm(元径) 6万7000円

小仕舞玉ノ柄1本半物 1.11m 3継 160g 12.1mm(先径) 17.5mm(元径) 5万6000円

「普天元 獅子吼」の特徴

フラグシップモデルに1.5尺刻みを導入した事にまずは驚きました。ただ、現実的に持って行ける竿の数から考えると合理的とも言えます。

2本物の竿掛け、2本物の玉網ノ柄、パラソル、1mのハリス箱にウキケーキなどを竿バックに入れると、大型のケースでも竿は6-7本といったところでしょうか。野釣りなら、10.5尺〜21尺までで8本です。

もう一つ気がつくのが、「普天元 独歩」より、やや重量が増している事ですね。カタログを見ると、振りやすさや竿の操作性に重点をおいた設計になっているようなので、結果としての重量増という事のようです。また普天元シリーズで「大我」には24尺がありました。

次にあげたいのが、元と元上が長さ違いになっている点です。ここは、シマノがかなりチャレンジした部分だと思います。従来なら、元と元上は必ず同じ長さで、キレイに収まるのが当たり前でした。そこにあえて「不等長」で竿を設計する、それもフラグシップモデルでというのはかなりの決断ですね。逆に言えば、それだけ自信があるという事にもなります。

さて、最後に注目したいのが価格。7尺で7万円という事は、尺1万円です。「高〜っ」と思った方も多いと思います。「独歩」より1万9,200円も高くなっています。

しかし、これが15尺になると、7,600円の差に縮まります。18尺にいたっては、「獅子吼」の方が500円安くなっています。21尺では、わずか1,400円の差です。

この値段設定にどんな意図があるかは推測するしかありませんが、案外に長めの竿はお買い得な気もします。

ふと頭に浮かんだのが、乗っ込み時などで短竿を使う時です。7〜9尺まではソリッドの無垢穂先ですから、浅場で魚に穂先を抜かれると、沈みそうな気がします。怖いですね〜。1本おいくらぐらいするのでしょうか?

塗りやコミ、握りに関しては普天元シリーズなので、極上の仕上がりになっている事は間違いありません。

早く、実際に振ってみたいと思いますが、早めに手に入れた方がいらっしゃれば、ぜひコメント欄に感想をお願いします。

シマノデジタルカタログへ

「普天元 獅子吼」シマノデジタルカタログへ ※外部リンクです

普天元 獅子吼8尺のYouTube 紹介

「FISERS TV」に「普天元 獅子吼」8尺を使用した伊藤さとしさんの動画が公開されていたのでUPしておきます。参考にしてくださいね。

竿のスペック表シリーズ