へらウキ

へらぶな釣りを面白くしてくれている道具の一つがヘラウキ。

クジャクの羽根で出来たボディに、PC(ポリカーボネート)やセル(セルロイド=最近は少なくなりました)、カーボンで出来た棒状の「トップ」と呼ばれる部分が付いています。目盛りが付けられていて、小さなアタリも見逃しません。

ヘラうきが現在の形に発展するには長い時間がかかりました。最初は、孔雀の羽にじかに目盛が付けられたりもしました。その後、バルサや発泡スチロール、プラスチックなど、さまざまな素材のウキが作られましたが、やはりクジャクの羽根に落ち着いています。

その他に、カヤ(茅)製のウキも一部の釣り人に人気があります。変わったところでは、ヤマアラシの刺を使おうとしたこともありました。

初期の頃のヘラウキです。クジャクの羽根をぶつ切りにして短いトップをつけてあります。写真左のウキは羽根を2段に継いであります。このころはトップのことを行灯(あんどん)とも呼び、あんどんウキなどとも呼ばれました
初期の頃のヘラウキです。クジャクの羽根をぶつ切りにして短いトップをつけてあります。写真左のウキは羽根を2段に継いであります。このころはトップのことを行灯(あんどん)とも呼び、あんどんウキなどとも呼ばれました

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【ボディ】
ヘラウキのボディになぜクジャクの羽根が使われるようになったのかは、管理人にもはっきりした理由の記憶はありません。

ただ、どこかで聞いたか読んだかした怪しい記憶に「国鉄(現在のJR)の線路の枕木を井形にして積む際に、枕木同士がぶつからないようにクジャクの羽根が間に何本も挟まれていた。大量に使われていたので入手しやすく、それを釣りの浮きとして使った」というのがあります。

たしか、ヘラウキではなく、釣りの浮きという表現だったと思います。

ちょっと自信がなくて、申し訳ないですがご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えて下さい。

最初は、クジャクの羽根を切ってそれに色を付けただけでしたが、その後「アンドン」と呼ばれたパイプのトップが付き、さらに足にはリリアンが付き、その後リリアンがなくなり現在の形になりました。このあたりの細かい経緯は、また別のページを作ってみようと思っています。

3枚合わせのボディ。以前は、「花春」「霧舟」など、浮力のある3枚合わせや4枚合わせのウキを作れるウキ製作者が多くいました。「平井作」の8枚合わせなども見事な作りでした。最近では、こういった手のかかるウキも少なくなってしまいました
3枚合わせのボディ。以前は、「花春」「霧舟」など、浮力のある3枚合わせや4枚合わせのウキを作れるウキ製作者が多くいました。「平井作」の8枚合わせなども見事な作りでした。最近では、こういった手のかかるウキも少なくなってしまいました

ボディでは、素材の違いの他に作りの違いもあります。羽根ウキの場合、羽根をそのままウキにした1本取り、そして2枚合わせ、3枚合わせ、4枚合わせなどがあります。

長竿での浅場の釣りなどでは、短くて浮力のある3枚合わせや4枚合わせの浮きがあると釣りやすくなります。

変わったところでは、オカメ用の6枚合わせや8枚合わせのロングトップウキなどもあります。

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【トップ】
●パイプトップ 名前のとおり、中空のパイプがトップになっている、もっとも一般的なタイプのへらうきです。

一番使いやすく、活躍の場も広くなります。竿が9尺ならボディの羽根部分が9cmぐらいがほぼ標準と考えてください。竿が長くなるにつれ、使うウキも大きくなります。

細かく分けると、パイプトップにもいくつも種類がありますが、それはまた別のページで詳しく解説したいと思います。先が太く根元部分が細い逆テーパートップと呼ばれるものなどがあります。

最初のうちは、なかなかウキを使いこなすのは難しいので、安価なパイプトップのウキを数本購入してみてください。だいたいの目安は1本、2000円以下です。

●ムクトップ パイプトップと違い、中が空いていないトップを総称して、ムクトップと呼びます。素材もPCやグラス、カーボンなどいろいろなタイプがあります。

パイプトップに比べ、浮力がないので立ちが早い、アタリが大きくゆっくり出るなどの特徴があります。しかし、エサの調節が難しくなるので慣れが必要です。

また、ムクトップとパイプトップでは、釣り方自体も変ってくるので、ある程度の経験を積んでからの使用が無難です。初めにムクトップのウキを購入してしまうと、必ずまたパイプトップのウキを購入しなくてはならなくなってしまいます。

ムクトップのウキの中には、ロングトップと呼ばれ、数十センチの長さのあるタイプもあります。

●半ムク(半ソリッド) 下の方がパイプで、上部がムクになっています。最近ではほとんど見かけなくなりました。

【ウキの足】 トップと同じように、ウキの足部分にもいろいろな素材が使われています。

一般的には、竹足が多いようですが、その他にカーボン、グラスなどが使われます。どれもそれぞれに特徴がありますが、最初のうちはあまり気を使わずに。使いやすさでは、竹足のウキがおすすめです。

しばらく前には、「碧舟」(へきしゅう)が考案したオールピーコックと呼ばれる、足まで羽根でできているウキも人気でした。

足も、素材の他に長さなどでいろいろな特徴がでてきます。これについても、別ページで詳細に解説したいと思います。

「碧舟」の1本取りオールピーコックウキ。下の2本は「山用ロング」と呼ばれ、長い方のウキはボディ24.5cm、トップ38.5cmで全長は63cmあります。ムクトップで、なじみ幅を大きく取るストロークの釣りができます。最近では、太さのある良質のクジャクの羽根を手に入れるのが難しく、なかなかこんなウキにはお目にかかれません
「碧舟」の1本取りオールピーコックウキ。下の2本は「山用ロング」と呼ばれ、長い方のウキはボディ24.5cm、トップ38.5cmで全長は63cmあります。ムクトップで、なじみ幅を大きく取るストロークの釣りができます。最近では、太さのある良質のクジャクの羽根を手に入れるのが難しく、なかなかこんなウキにはお目にかかれません

【良いウキとは】
最低限、斜め立ちをしないこと。真っ直ぐではなく、斜めに立つウキはバランスが悪くセンターが出ていないウキです。使い勝手がよくありません。もし購入したウキが斜め立ちをするようでしたら、もったいないですが、また違うウキを購入したほうが良いでしょう。

もうひとつのポイントが、トップの付け根で立つことです。振りこんでからの、トップの付け根からエサ落ち目盛までのウキの動きは、釣りをする際にとても大切なポイント。オモリとのバランスをいくら調節しても、付け根から立ってくれないウキではなかなか釣りが上達しません。

※ページの最終更新日 2016年03月20日

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