ヘラブナの乗っ込みin河口湖

春はヘラブナたちの産卵期になります。

場所によって異なりますが、だいたい3-6月ぐらいにかけて、ヘラブナたちが産卵のために接岸してきます。

この接岸してくるヘラブナたちの事を「乗っ込み」と表現します。

40cmをたっぷり超える肩の張った立派なヘラブナです。お腹が大きく卵を持っているメスだということがわかります

ヘラブナが乗っ込むには、いくつかの条件があってそれが満たされると突然多くのヘラブナが一斉に産卵行動を開始。

あちこちから「パシャ パシャ バチャバチャ」などという水音が聞こえてきます。

この産卵が開始された時の事を「ハタキ」と言います。

音のする方を見ると、葦が揺れていたり、ゴミの中にヘラブナのヒレが見えたりします。

この産卵行動の「乗っ込み」から「ハタキ」への間は、野釣りのヘラブナ釣りの大チャンスです。

大型ヘラばかりが数十枚も釣れたりする、夢のような釣りが出来る事も少なくありません。

野釣りをしない方には、乗っ込みがいかにスゴいものかなかなかわからないと思いますので大乗っ込みからハタキに入った河口湖のヘラブナを写真を並べて紹介したいと思います。

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葦が揺れゴミにヘラのヒレが見える

葦が生えている水際のゴミが風も流れもないのに動きます

よく見ると葦のへちに魚が見え葦がゆらゆらと揺れています

水中には巨ベラの群れが

水中に目を凝らして見ると、大型ヘラの群れが見えます。写真では、サイズはわからないと思いますが40cmをゆうに超える大型ばかりです。オスがメスを追いかけます

写真のように水が済んだ状態で、大型ヘラの乗っ込みが肉眼で水中まで見えることはそう多くはありません。

乗っ込みからハタキへは、水温が13度を超え雨が降り増水すると始まる事が多いです。また、ある程度月の満ち欠けとも関係があるようで、海釣りでいう大潮の日なども狙い目です。

いたるところでハタキが

この日は、明るくなり少しするとハタキがそこら中で始まりました。大型ヘラばかりなので、スゴイ音です

ハタキは水草やゴミをヘラブナが尻尾でパタパタパタと叩くように見えるところから呼ばれるようになったのだと思います。

「水草やゴミに付いてる泥とかを落として卵が付きやすいようにしてるんだよ」と、ヘラブナに聞いてきたような事を言う人もいますが、ハッキリとした理由は不明です。

大型ヘラが釣れる

この日釣れた最大型は、50.3cm。尾びれが切れていなければ、もう少し伸びたと思いますが立派な50UPです。この日は3人で尺半以上のへらが8-9枚出ました

乗っ込みの最中の釣りでは、ほとんどの場合大型なら大型ばかりが釣れてきます。尺ベラの乗っ込みにイキナリ50UPが混じって釣れる事はまずありません。

こういう大チャンスに巡り合う時もあるので、太めの道糸やハリス、大型のハリなどを少しでもいいので道具箱に入れておけば安心です

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