2013年 河口湖の大減水

河口湖が突然減水したのは2013年3月のことです。3m以上もの大減水です。

ちょうど同じポイントを日付の異なる日に撮影しているので、写真をアップしておきます。

何かの参考になるかもしれません。

同じポイントの2枚の写真

ほぼ同じポイントですが、上の写真では脚立タイプの釣り台を使っています。

下の写真では、上の写真では水中にある柳の木が根元まで露出しています。かなりの減水です。

写真を撮ったポイントは、山梨宝石博物館前です。

大減水の原因は不明

その後も減り続け、さらに地底の露出が増えました

富士五湖の湖底はもともと溶岩でできていて、通水性が高いと言われています。とくに本栖湖、西湖、精進湖の3つの湖は、地下で溶岩がつながっていて常に同じ水位になっているというのが通説です。

その五湖の中で、河口湖だけが3月に大減水。それも数日間で3mを超す大減水となりました。「富士山が噴火する前兆だ」とか「湖の底に穴が開いた」など、いろいろな噂がありますが実際のところはだれにもわかりません。

富士山噴火説の根拠は、富士五湖の水は富士山麓に貯まった地下水が徐々に流れ込んでいて、富士山に異変が起こって水が流れて来なくなった。

だから、富士山の噴火が近いというものです。

河口湖の水が減ったり増えたりする現象は、たまに起こるようですが今のところ噴火につながるような事態が起こった事はありません。

ちょうど同じポイントを日時を変えて撮影した写真があるのでアップしておきます。実際の河口湖はかなりの減水でへらぶな釣りの陸釣りポイントもほとんどが露出してしまいました。

時期としてはいろいろな魚の産卵期にあたるので、こういった減水が、どのような影響があるのか心配です。

水はその後も減り続けましたが、2019年の大雨で一気に回復、今度は溢れてきていました。