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竹竿の魅力

1本1本が違う 竿師さんにとって、最も大切なのは竿を作るための原竹です。竿に向いている竹を探すために、多くの竿師さんは自ら山に入ります。こうして切ってきた竹には、1本1本の個性があり、それを活かして竿を作るわけです。ですから、まったく同じ竿は存在しません。
 その中で、時折めったにない良材に出会うことがあります。そんな竹と出会った竿師さんは、それこそ渾身の気迫と技でへら竿造りにチャレンジするわけです。こういった竿には、特別に「脇銘」と呼ばれる、通常以外の銘が振られることが多くなります。ただ、最近では、たいして特別でもないのに価格を上げるために脇銘を付けることもあるようなので、注意が必要です。
竹竿の性能 竹竿が急激にシェアをカーボン竿に奪われてしまった原因はいくつかありますが、もっとも大きな要因が重量です。化学素材のカーボン竿は、軽く強くできています。
 しかし、竹竿にはカーボン竿がいまだに超えられない領域があるのは、化学竿なのに竹の節を模してみたりする一種の竹竿コンプレックスがあるのを見ても明らかです。
 具体的には、魚のバレが圧倒的に竹竿では少なくなります。これは、細く反発力の強いカーボン竿では、魚を取り込んでいる最中に穂持ちがバウンドしたりネジれてしまう現象が起こるからです。他の釣りと違い、へら釣りではほとんどがカエシのないスレバリを使用します。そのため瞬間的にでも魚をかけている糸にゆるみが出るとバレが発生します。
 もう1点が、魚の急激な引き込みに対する粘りです。これは、カーボン竿になってから特に顕著な現象で、軽量で反発力が強いからこそ粘りがなくなるように感じます。この点では、以前のグラス竿のほうが、秀でていたと思います。ただ、カーボン竿も以前のように、やたら「カーボン含有率○%」などといった馬鹿げた世界から抜け出し、その竿の調子にあった反発力を持ったカーボン素材を使用するようになってきました。
 竹竿なら、手元近くまで魚に竿を引きこまれても、ハリス切れせずに粘れますが、カーボン竿ではあっけないくら簡単にプツリといってしまいます。
 その他にも、竿を立てて持っているだけで引っ張りもしないのに魚がきれいに沖目にポッコリ顔を出して、プッと水を吐くのも竹竿ならではの光景といえます。竹が優しい反発力で魚を浮かせてくれるのです。

【竹竿の魅力 Photo Gallery】
【原竹】 【火入れ】
【原竹】
山から切りだしてきた竹は、静かに数年間乾燥させます
【火入れ】
竹の曲がりを矯正する、もっとも大切な作業です
【櫓聲】 【矯め木】
【櫓聲(ろせい)】
現在のへら竿の最高峰ともいえる「櫓聲」も師光系列の竿です
【矯め木】
矯め木(ためぎ)と呼ばれる、火入れの際に使用する道具です
へらぶな釣り

写真手前の、「段巻き」「節巻き」と呼ばれる竿が以前はへら竿では定番の仕様でした。しかし最近では、オーソドックスな「口巻き」竿が人気です。
竹竿に関して役に立ちそうなページへのリンクをいくつか貼っておきます。
紀州製竿組合 へら竿系統図 二代目「師光」 紫舟名竿コレクション

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